鹿児島市は29日、市の魅力を全国に発信する「ふるさと大使」に同市出身の俳優迫田孝也さん(46)を起用した。「鹿児島の魅力をわっぜアピールしていく」と意気込んでいる。委嘱は11人目で、現在8人が活動中。
迫田さんは、2018年のNHK大河ドラマ「西郷どん」や23年放送のドラマ「VIVANT」などに出演。同年10月の鹿児島国体の開会式にも参加した。現在は、三谷幸喜さんの新作舞台「オデッサ」で鹿児島からの旅行者を演じるほか、本紙連載中のエッセー「オモ語り」などで鹿児島愛を発信している。
市役所で委嘱式があり、下鶴隆央市長が大島紬の名刺入れなどPRツールを手渡した。迫田さんは「昨年は鹿児島とつながりを持てた年だった」と振り返り、「今後も市が盛り上がるよう発信していく。受け入れ体制にアンテナを張っておいてほしい」とやる気満々。下鶴市長は「さっそく、大使としての意欲十分だ」と期待を寄せた。