通勤時間が短い、睡眠時間は長い、育休取得率は伸びている…鹿児島で働きたくなる理由をデータ化 県が来年度職員採用パンフでアピール

県の2024年度採用案内パンフレット=1日、県庁

 鹿児島県は1日、2024年度実施の職員採用試験のパンフレット配布を始めた。職員の対談、インタビューで計27人を掲載したほか、鹿児島で働くことの魅力を数字で示している。

 A4判カラー22ページ。6000部を作成した。県内外の大学や採用説明会の参加者などに配る。

 県外から受験者を呼び込もうと、東京や大阪と比べて通勤時間が短く、県民の睡眠時間も長いといった総務省のデータを紹介。22年度の男性職員の育児休業取得率が44.2%と大きく伸びていることもアピールしている。

 人事委員会事務局の橘木真由美次長は「志望者が気になる点を反映した内容になっている。パンフレットを見て、多くの人に受験してほしい」と話した。県の採用ホームページでも閲覧できる。

採用案内パンフレットを手に持つ県人事委員会事務局の職員=1日、県庁

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