「自分のための人生なのに『親に孫の顔を見せたい』とか…」お姉さまたちが語る恋愛や結婚の価値観とは?

叶姉妹がパーソナリティを務めるトーク番組、「Spotifyオリジナル 叶姉妹のファビュラスワールド」。
2月6日に配信されたエピソードの中では、韓国の大学に通っているリスナーから寄せられた《何をもって恋愛と呼べるのか、わからなくなってしまった》というお悩みを紹介し、恭子さんと美香さんが回答した。

叶姉妹 / Via Instagram: @kano_sisters007

お便りの内容は、以下の通り。
《おふたりは、肉体的な魅力にのみ惹かれる恋愛と、精神的な魅力にのみ惹かれる恋愛は存在すると思いますか?》
《2つの要素を兼ね備えた恋愛でないと、恋愛とは呼ばないのでしょうか? 私は男性にも女性にも恋愛感情を抱きます。そのことに対して、今まで自分は相手の性別に関係なく、人を同じように愛する性格なのだなと思っていたのですが、韓国に来てから「おやおや、どうもそうではないようだぞ」と思うようになりました》
《それは、男性に対しては肉体的な恋愛感情を抱き、女性に対しては精神的な恋愛感情を抱くということです。考えが変わったきっかけは、韓国である女性に片思いをしたことです。その人に抱く感情を改めて見つめ直したときに、今まで好きになった男性たちに抱いてきた感情とは違うなと気づいたのです》
《今片思いしている女性が例外なのかなと思い、過去の好きになった人たち(男女両方)について思い返してみると、やっぱり女性に対してはその人のパーソナリティに惹かれていて、男性は外見や性的なフィーリングなどで惹かれていたということを思い出しました》
《しかし、外見や性に関することのみ好きで、性格などの内面はまったくというのは、彼氏というよりセックスフレンドのようだし、パーソナリティを愛するけれど、一生プラトニックというのは彼女ではなく友達(ことに相手が同性ですからなおさら)のようで、では自分にとって恋愛とは何をもって恋愛と呼べるのか、混乱してしまいました》
《自分のことを両性愛者だと思っていたけれど、もしかして自分は誰とも恋愛できない人間なのではないかという考えも浮かびます。将来パートナーと結ばれて、幸せに暮らすことが夢なので、もしそうならこれはなかなかショックです》
《おふたりのお考えをお聞かせいただければと思います》

内容を聞き終えた恭子さんはまず、「この方は考えすぎなのではないか」と指摘する。続けて、「もっと自由な考え方で良い」と助言を送った。
「あのね、この方は考えすぎですよ。そんなに強いて、カエルの解剖みたいにすごく分けすぎなくてもいいと思うんですよ」
「細かく細かく、こうやって切って、こうして、ああして。ここがこの部分だからとか言って。そうやって分けすぎなくても、もっと自由な考えで、カタカタになんないで考えれば良いことと」
また、最近では、今まで築かれていた恋愛や結婚の価値観が変わってきていると、自身の考えを語った。
「あとは、近年は愛と恋愛がどう違うかっていうご質問が多いですが、(その違いは)もうないんです。違うというか、そのものがない。私が思うだけですよ。私が感じるだけのことですが、恋愛も愛も、どこからどこだからこうだとか」
「だから結婚するとか、だから離婚するとか。そういうことすらも、だんだんと薄れてきている。だから、結婚しないという形の、パートナーという形をとってらっしゃる。そういう、結婚的な名前じゃないけれど、自分たちは一緒にいるんだっていう方たちも多くなってきましたでしょう?」
「ちょっと前か、今でもそうかもしれませんが、孫に(会わせたい)とかみたいなことね。自分のための人生なのに、親に孫の顔をお見せしたいとか。みたいなことの話も、もうかなり『どうなのかな』っていうふうな風潮が出てきたから、違う意味ではそれを重苦しく思ってらっしゃった方々も、だんだんと減ってくるとか、減ってきたのではないかと思うんですよね」

叶姉妹 / Via Instagram: @kano_sisters007

恭子さんは改めて「自由な発想で考えれば、答えは自ずと浮かんでくる」とコメントし、お悩みについての回答をまとめた。
「だからその方(相談者)の言っている細かい説明全て、ざっくり言うと、そんなのは別に必要なく、もっと自由に考えれば、答えは自分で『そうだったのか』ってわかってきますと。私は思いますよ」
最後に、2人はこんなやり取りで回答を締めくくった。
美香さん「そうですよね。文章を読んでいると、すごく細かく丁寧に、カチカチに思ってらっしゃるような様子がありますもんね」
恭子さん「でね、その文章とは多分伴ってないリレーションシップ(関係)を取ってらっしゃるんでないですか?」

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