飲食券発売に80人列 金沢中心商店街

プレミアム付き飲食券を買い求める人の列=2日午前9時55分、金沢市の片町きらら前

  ●地震で客足減、消費喚起
  ●1万円で1万2000円分

 金沢中心商店街まちづくり協議会(ザ金沢タウン)は2日、能登半島地震の影響で客足が減っているまちなかの飲食店を支えるため、プレミアム付き飲食券を発売した。販売会場となった金沢市の片町きららでは、1万円で1万2千円分の食事ができるお得なチケットを求めて約80人が列をつくった。

 飲食券は、千円の券12枚つづりが1セットとなっており、2日は千セットを用意した。2セットを購入した金沢市の50代主婦は「地元の活性化のためにも、おいしい店を新規開拓して回ってみたい」と話した。

 券は、ザ金沢タウンの香林坊、片町、竪町、柿木畠、広坂の各商店街と、せせらぎ通り、新天地、新竪町、木倉町、片町伝馬の各商店街にある計約200店舗で利用できる。店舗のリストはザ金沢タウンのホームページで確認できる。

 3日も午前10時~午後6時に千セット(先着順で1人4セットまで)を販売する。利用は4月30日まで。

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