桃の節句に合わせ、鹿児島県中種子町増田の今姫神社に2日、43段のひな飾りがお目見えした。境内に続く石段に500体以上の人形がずらり。見上げるようなひな壇を背に、親子連れらが記念撮影を楽しんだ。3日午後4時まで。
地元の住民グループ「牛之原桜同志会」が、地域に立ち寄る機会をつくろうと2016年に始めた。メンバーら約20人が2日午前7時半から1時間半かけ、町内外から寄贈された人形を丁寧に飾り付けた。
「初めて見てびっくり。とてもきれい」と同町の野間小学校2年宮内真心さん。下家とし子会長(74)は「ここまで壮観な光景はなかなか見られないと思う。楽しみにしている人も多いので長く続けたい」と話した。