〈アランマーレ・日本リーグ〉リード守り10勝目 イズミに30―26

勝利して笑顔を見せるアランマーレの選手

 ハンドボール第48回日本リーグ女子(2日)プレステージ・インターナショナルアランマーレは広島市のマエダハウジング東区スポーツセンターでイズミメイプルレッズと対戦し、30-26で勝った。粘りのプレーで前半のリードを守り切った。10勝2敗1分けで、順位は11チーム中4位と変わらない。

 アランマーレは前半、相手に先制点を許すも、そこからエース横嶋彩(富山市出身)が7メートルスローで3連続得点して波に乗り、4点リードで折り返した。

 後半は一進一退の攻防となったが、最後までリードを維持して相手を振り切った。

 横嶋がチーム最多の6得点をいずれも7メートルスローで挙げ、行本朱里が5得点で続いた。

  ●画面越しに声援 県立大でPV

 富山県立大射水キャンパスでパブリックビューイング(PV)が行われ、地元ファンら約70人が、アランマーレの拠点がある射水市黒河地区特産の竹で作った拍子木「竹ちゃん」を手に画面越しに声援を送った。

 同大の学生団体「POLYGON(ポリゴン)」が開発したウェブアプリを活用し、応援コメントを電子掲示板に表示した。拍子木を作った「竹ちゃん倶楽部」の黒田龍志代表は「選手の果敢なシュートで盛り上がった」と話した。

 PVは頑張る女性を応援する「オレンジキャンペーン」に合わせ、市や同大、アランマーレが実施。会場では、来場者が身近な女性へのメッセージを寄せ、女性研究者の紹介パネルが展示された。

  ●9日「復興祈念マッチ」 ホーム戦、氷見市を元気に

 アランマーレは9日、能登半島地震で被災した氷見市でのホーム戦を「復興祈念マッチ」として行う。ゲストに2021年東京五輪で男子日本の主将を務めた土井レミイ杏利選手(ジークスター東京)を招き、氷見市民に特別価格で観戦してもらう。

 当日は氷見市在住者に限り、観戦チケットが小中高生は無料(通常当日千円)、一般は千円(同2千円)となる。受付で身分証明書の提示が必要。

 氷見市ふれあいスポーツセンターで午後2時から香川銀行と対戦する。試合前には、市内の中学生を対象としたクリニックも開く。アランマーレのスタッフらが講師を務め、土井選手もアドバイスする。ハーフタイムには土井選手からメッセージが送られ、氷見を元気づけるイベントとする。

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