富山から宮古へ、花輪中の支援金に感謝のメール 交流始まる

「元気にがんばるちゃ!」―。氷見市の中学校から花輪中に届いた感謝の写真(同校提供)

 宮古・花輪中(佐々木雅史校長、生徒55人)に、能登半島地震の支援金を送った富山県氷見市の西條中(生徒316人)と北部中(同343人)から感謝のメールが届いた。添付されていたのは「氷見も元気にがんばるちゃ!」の横断幕を持つ両校の生徒たちの写真。花輪中の生徒は動画で応援メッセージを送る予定で、被災地の学校同士の交流が始まっている。

 氷見弁で「元気に頑張るよ」を意味する横断幕を広げ、笑顔で手を振る生徒たち。メールには、寄付金の使い道を話し合う様子もつづられ、「地震でひび割れた校舎の壁を直すのに使う」などのいろいろなアイデアが出たという。

 花輪中は1月中旬、東日本大震災時の恩返しをしようと、宮古市内のスーパーや校内で募金活動を実施。集まった54万4783円は市教委の勧めで、同市で開かれた軟式野球全国大会に出場したことがある北部中と、当時の担当教諭が勤務する西條中に送った。

氷見市の中学生に届けるため「花は咲く」を歌う花輪中の生徒たち

© 株式会社岩手日報社