韓国の水原FCに所属するMFイ・スンウが、伸び悩んだ欧州時代を振り返った。
現在26歳のイ・スンウは、バルセロナのカンテラ(下部組織)時代は、“韓国のメッシ”と持て囃されるなど、将来を嘱望された。だが、バルサを退団して加入したヴェローナでは本領を発揮できず。2019年夏に移籍したシント=トロイデンでも、鈴木優磨や林大地、原大智らとの競争に勝てず、半年間レンタルされたポルティモネンセでも鳴かず飛ばず。母国に帰還し、22年より水原FCでプレーしている。
燻っていた逸材は、2シーズン連続で二桁得点をマークするなど、水原で復活。それでも招集しようとしなかったユルゲン・クリンスマン監督が解任されたため、韓国代表への復帰も期待されている。
韓国メディア『XPORTS NEWS』によれば、イ・スンウは「再びヨーロッパに行きたいのは選手として当たり前」と話しながらも、こう述べている。
「以前より落ち着いた。昔は、若気の至りで、すべての試合に先発してゴールを決めなければならないと考えていました。いま思えば、焦り過ぎていたし、強欲だった。今は安定した気持ちでプレーしようとしている」
期待されるなかで、結果を求め過ぎていたのかもしれない。母国で才能を発揮しているアタッカーは、再び韓国代表のユニホームを着られるだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部