3日に鹿児島市を発着点に開催された鹿児島マラソン2024では、住民らが5年ぶりに制限のない声援や食の提供によってランナーをもてなした。
鹿児島市の国道10号鳥越トンネルでは、鹿児島玉龍中学校の生徒約40人が初応援。カラフルなペンライトを振ったり、体につけたりしてランナーを楽しませた。
陸上や弓道、吹奏楽、合唱部の生徒らが参加した。生徒は薄暗いトンネル内で、赤や青、オレンジのペンライトを貼り付けた黒いビニール袋を着用。「がんばれ」と笑顔で声をかけ、ハイタッチした。
弓道部2年の東福昊さんは「『ありがとう』と声援に反応してくれる人もいて楽しかった。ランナーの思い出になったらうれしい」。陸上部1年の仁田尾百香さんは長距離を走る時に応援が力になった経験から、「元気付けようと大きな声を出し続けた。懸命に走る姿を見て感動した」と語った。