ユニークな祭りです。長野県筑北村で3日、張り子の牛を抱えた氏子に雪玉を投げつけて五穀豊穣を願う「お田植え祭り」が行われました。
筑北村の刈谷沢神明宮で3日行われた「お田植え祭り」。白装束の氏子が並び神事が行われる中、参拝者たちは「雪玉」を作っていました。
神事が終わると、拝殿から出てきたのは黒い張り子の牛。地域では昔、水田を耕すのに牛の力を借りていました。
「誠にめでたき牛にて候」
そして、氏子が抱えて「ぼーぼー」と鳴き声をまねしなが歩き始めるとー。
雪玉を次々と投げつけられます。境内を3回まわる間に、水不足に困らないよう願いを込めて投げつけることで、五穀豊穣を願います。
参拝者:
「今年もきっといい年に、豊作で」
牛を抱えた氏子:
「けっこうぶつかりました、痛かったです。みんなが健康で一年過ごせればいいかな」
ユニークな祭りで、会場は笑いに包まれていました。