〈カターレ富山・J3〉J2復帰北陸に感動 富山でキックオフパーティー

J2復帰へ意気込む選手とスタッフ=富山市内のホテル

  ●9日ホーム開幕へ気合

 サッカーJ3・カターレ富山のキックオフパーティーは4日、富山市のホテルグランテラス富山で開かれ、選手やスタッフが覚悟を持ってJ2復帰を実現させることを誓った。左伴繁雄社長は能登半島地震に触れ、「ツエーゲン金沢も含め、北陸にあるクラブがJ2に復帰するだけでなく、戦う姿で、被災者や北陸の人たちに大きな感動を与えていかなければならない」と力を込めた。

 カターレは昨季、最終戦まで昇格枠争いにからんだが、惜しくも3位となり昇格を逃した。今季は敵地での2戦を終えていずれも引き分けだった。

 小田切道治監督は最高のスタートを切ることはできなかったものの「最低限の勝ち点は獲得できた」と振り返った。ホーム開幕戦では勝利して勝ち点3を目指すことは当然とし「見ている人の心が動くようなサッカーを展開して、北陸、富山を元気にしたい」と力を込めた。

 パーティーには約120社のスポンサーら約170人が参加し、ダンスチーム「Leap―Blue」は華やかな踊りで会場を盛り上げた。新田八朗知事が祝辞を述べ、中尾哲雄名誉会長の発声で乾杯した。

 カターレ富山のホーム開幕戦は9日、富山市の県総合運動公園陸上競技場で行われ、奈良クラブと対戦する。

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