つや姫輸出、一層拡大へ 船越英一郎さんら「大使」が知事訪問

米国ハワイ州への「つや姫」輸出拡大について語った俳優船越英一郎さん(左から2人目)と製麺会社「サンヌードル」の夘木栄人社長=県庁

 米国ハワイ州への県産ブランド米「つや姫」の輸出に当初から関わってきた俳優船越英一郎さんと、つや姫を州内のスーパーなどに卸す現地製麺会社「サンヌードル」の夘木栄人社長が4日、吉村美栄子知事を訪れ、さらなる輸出拡大への協力を伝えた。

 「やまがた特命観光・つや姫大使」の2人は県が今年1月にハワイで実施した県産米・食材のプロモーションに参加した。船越さんはつや姫を売りにしたおむすび店、弁当店、老舗とんかつ店の存在を紹介。「住民への浸透を感じている。輸出から10年の節目に、ハワイから米本土に海を渡る夢を持っている。皆さんと頑張りたい」と話した。

 夘木社長は「日本産高級米つや姫」として一貫して売ってきた結果、日系だけでなく米国系スーパーにも取り扱いが広がったと説明した。また、つや姫と同様に「『はえぬき』の引き合いも増えている。今年も伸びると思う」と語った。

 つや姫のハワイ販売は2015年度に始まり、輸出量は同年度の6.6トンから年々増加し、22年度は過去最高の37.8トンに上った。

 この日はハワイでのプロモーションに加わった県議らも同席した。

© 株式会社山形新聞社