JR埼京線の駅近くに“商業施設”今春オープンへ ドトールコーヒーのドッグカフェすでに開店、飲食店など順次オープンへ にぎわい創出“第一弾”、国道も近くて充実 中心部の広場でイベント開催予定 “第二弾”は

「Kaya-Machi」の全体パース(JR東日本大宮支社提供)

 埼玉県さいたま市中央区のJR埼京線南与野駅西口に今春、地域密着型商業施設「Kaya-Machi(かやまち)」が開業する。事業主はジェイアール東日本都市開発(東京都渋谷区)。名称は国指定天然記念物で中央区(旧与野市)のシンボル「与野の大カヤ」にちなみ命名した。「地域の魅力を集め活性化する新たなマーケット」をコンセプトに思わずまち歩きしたくなる飲食店や広場を設け、にぎやかな空間を創出し、地域に長く愛される施設を目指している。

 工事は全2期にわたり、第1期は国道463号寄りの敷地面積約1098平方メートル。愛犬と一緒に過ごせるドッグカフェ「ドトールコーヒーショップ」(2月29日に先行オープン)や魚料理などの大衆酒場「レトロ理論」、旬の野菜を使った創作料理の割烹(かっぽう)バル「あ晴れ~Ahare~」などが順次開店する。

 第2期は駅舎寄りの同約889平方メートル。詳細は未定だが、JR東日本大宮支社は「埼京線沿線のさらなる価値向上に向けて開発を進めていく」としている。

 敷地の中心には「かやまち広場」を設け、マルシェ(市場)なども開催予定。事前申し込みをすれば、施設利用者でなくてもワークショップやキッチンカーの出店など自由に使えるようにする。

 南与野駅周辺は1995年から駅西口区画整理事業に編入。近年では中高層マンションや大型店舗が開業するなど新たな街並みが形成されている。

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