Yelin Mo Brenda Goh
[北京 5日 ロイター] - 調査会社カウンターポイントによると、今年第1─6週の米アップルのiPhone販売は前年比24%減少した。華為技術(ファーウェイ)など国内勢との競争激化が背景。
ファーウェイの販売台数は同期間に64%増加。中国スマートフォン市場でのアップルのシェアは15.7%に低下し、4位となった。前年同期は市場シェア19%で2位だった。
5日のアップル株価は2.8%安。今年に入ってから約12%値を下げており、米大手テック株の中でアンダーパフォームしている。
ファーウェイは市場シェアを前年の9.4%から16.5%に拡大し、2位に浮上した。
中国のスマートフォン市場全体は7%縮小した。
カウンターポイントのシニアアナリストは「(アップルは)ハイエンドでは、復活したファーウェイとの厳しい競争に直面し、ミドルではOPPO、Vivo、シャオミなどの攻撃的な価格設定で圧迫された」と述べた。
今年第1─6週の販売台数は、ファーウェイから2020年に分離独立したHonorが2%増、Vivoは15%減、シャオミは7%減、Oppoは29%減だった。