「外部の騒音がトラウトの原動力になる」と主砲の退団報道をエ軍メディア否定「憧れのジーターと同じことをアナハイムでしようとしている」

「勝つために一番簡単な方法は、トレードを要求することだ。いずれその時が来るかもしれない。しかし、それについて考えたことはない。私はエンジェルスで勝ちたい。ここでプレーオフに進出したり、優勝できれば、楽な道を選ぶよりも大きな満足感がある。これが私の考えだ」

ロサンゼルス・エンジェルスの主砲マイク・トラウトを巡っては、以前からトレードによる退団説が根強く言われてきた。しかし2月中旬にこのように語り、退団の噂を完全否定した。

また3月4日には、米ポッドキャスト番組『Foul Territory』で米メディア『The Athletic』のケン・ローゼンタール記者に、「外部の騒音(退団の噂)を聞けば聞くほど、エンジェルスで勝ちたい気持ちが強くなる」とも語っている。
エンジェルス専門メディア『Halos Today』は3月4日の記事で、こうしたトラウトのコメントを集め「MVPを三度受賞したスーパースターに対する騒音は、耳をつんざくほど。しかしトラウトはあることを明確にした。それは“アナハイムで勝ちたい”ということだ」として、退団説を完全否定した。

さらに、「トラウトは自らのヒーロー、デレク・ジーターのようになりたいと思っている」とも記している。ジーターは5回のワールドシリーズ優勝を経験したMLBを代表するスーパースターで、1995年から2014年の現役引退まで一貫してニューヨーク・ヤンキースでプレーした名選手だ。

同メディアは、「20年のキャリアでひとつのチームでしかプレーしなかったジーターに、トラウトは憧れてる。憧れのヒーローと同じことをアナハイムでやろうとしている」と、主砲の願望を代弁した。

構成●THE DIGEST編集部

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