【インドネシア】英シェル、大規模グリース工場を着工[化学]

英石油大手シェルは4日、インドネシア西ジャワ州ブカシ県にグリース工場を着工したと発表した。年産能力は1,200万リットルで、シェルにとって世界で3番目に大きなグリース工場となる。

ブカシ県マルンダにある既存の潤滑油製造プラント(LOBP)に併設する。ベアリングやギアに使用される「シェル・ガダス」ブランドのグリースを生産する。

シェルの潤滑油部門シェル・ルブリカンツのグローバル・エグゼクティブ・バイスプレジデント、ジェイソン・ウォン氏は、インドネシアの経済成長に伴い、潤滑油やグリースの重要性はますます高まると指摘。工場の新設で、インドネシア国内の高品質グリース需要に応えることができると述べた。

シェルによると、マルンダの潤滑油製造プラントは、2022年11月に拡張工事を終え、年産能力はこれまでの1億3,600万トンから3億トンに引き上げられている。

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