福井市の全天候型遊び場、完成は1年遅れ 形が複雑で2度も応札なく…整備費は倍増の2億円超

福井県の福井市中央公園に整備する全天候型の遊び場

 一般競争入札の不調で完成が遅れている福井県の福井市中央公園の全天候型遊び場について、福井市は当初の計画から約1年遅れとなる2025年春までの完成を目指す方針を明らかにした。メインの建築物工事のみの入札に見直し、2月に福井県越前市の業者が落札した。外構工事を含む全体の整備費用は当初から約1億円増加し2億円超となる見通し。

 遊び場は当初、今春の供用開始を目指していた。昨年から2度にわたり一般競争入札を行ったが、物価高騰や複雑な形状の構造物を扱う業者が限られることなどを要因に応札する業者がなかった。業者に聞き取りを行い、材料の仕様を一部変更したり、入札に参加できる業者を嶺北に広げたりと条件を緩和した。

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