入浴着でも気兼ねなく、理解促進へ着用マーク 県、掲出用のシールも作成

県が作成した入浴着着用マーク(県提供)

 県は5日、手術痕などをカバーする入浴着を着用しての入浴への理解を促す独自のマークを作成したと発表した。誰もが気兼ねなく入浴できるユニバーサルツーリズムを推進する。

 入浴着は、がんや皮膚移植などの痕をカバーするため専用に開発・製造された入浴用肌着で、正しい使い方をしていれば着用したまま浴槽に入っても衛生管理上問題ない。旅館や入浴施設ではポスターで周知を図っている所もあるが、マークを掲示してもらうことでより分かりやすくする。

 県とJR東日本が連携する「山形県春の観光キャンペーン」(4月1日~6月30日)でユニバーサルツーリズムの推進を掲げており、マーク作成もその一環。8日まで協力を申し出た施設には、今月中に掲出用のシール(6センチ四方)が送付される。その後も随時受け付ける。対応施設は今後、県公式観光サイト「やまがたへの旅」で紹介する。申し込みは「やまがたe申請」などから。詳細は「やまがたへの旅」で確認できる。

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