埼玉北唯一のチョコレート専門店が人気 女性客のほか、男性客にも大好評 期間限定「プランタン(春)」発売中、大切な人へ伝えて欲しい言葉とは

啓発チョコレート「プランタン」と水野さんデザインのパッケージと植木さん

 埼玉県熊谷市筑波のチョコレート専門店「ショコラティエ アヌーク」で、乳がん検診受診率向上のための期間限定オリジナル啓発商品「プランタン(春)」(410円、税込み)を発売している。

 ホワイトデーのシーズンには、チョコレートに「がん検診に行ってね」の言葉を添えて、「大切な人の笑顔を守ってください」と店主の植木昌彦さん(62)は話す。

 県北唯一のチョコレート専門の路面店を開いて19年。生チョコや色とりどりのマカロン、一粒が宝石のようなチョコレートは、男性にも女性にも人気。「プランタン(春)」はブルーベリー、イチゴ、ラズベリーのフリーズドライを散りばめ、クリスピー入りのミルクチョコレートにホワイトチョコを重ねた、酸味と甘さが絶妙の一品だ。

 熊谷市在住のクリエーター水野麻樹さん(52)デザインのパッケージも好評。ウサギやブタ、ヒツジ、チョコレート作りに欠かせない調理道具やプランタンの絵が上品に描かれている。「芸術をもっと身近に楽しんでもらいたくてアヌークのパッケージを始めた。おいしいお菓子と共に記憶に残る作品を作っていきたい」と話す。

 売り上げの一部はがん啓発を推進するNPO法人「くまがやピンクリボンの会」に寄付される。午後1時~同7時、水曜定休。

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