ボローニャで躍動の22歳FWザークツィーにプレミア勢が熱視線?…評価額は約98億円か

ボローニャに所属するオランダ代表FWジョシュア・ザークツィーに対し、プレミアリーグの複数クラブが関心を寄せているようだ。5日、『ガゼッタ・デロ・スポルト』や『トゥットスポルト』など複数のイタリアメディアが伝えている。

2001年5月22日生まれで現在22歳のザークツィーは、身長193cmの恵まれた体格を誇るセンタフォーワード(CF)。母国のADOデン・ハーグやフェイエノールトのユースチームを経て、2017年夏にバイエルンの下部組織へ加入し、2019年末にトップチームデビューを果たした。その後はパルマやアンデルレヒトへのレンタル移籍を経験し、2022年夏にボローニャへ完全移籍加入。今シーズンはここまで公式戦29試合に出場し11ゴール6アシストを記録している。

チアゴ・モッタ監督率いるチームで“得点源”として活躍し、3月の国際親善試合に臨むオランダ代表候補メンバーにも初選出されたザークツィー。今回の報道によると、今夏の移籍市場でのストライカー補強を画策しているアーセナルが以前から同選手を注視しており、先月中旬に行われたセリエA第25節ラツィオvsボローニャ戦にスカウトを派遣したとのこと。また、マンチェスター・ユナイテッドもザークツィーを獲得候補としてリストアップしており、複数回に渡ってスカウトがイタリアを訪れているようだ。

なお、ザークツィーを巡っては、プレミアリーグ以外にもミランやユヴェントスといった国内メガクラブからの関心も報じられている。現行契約を2026年6月末まで残しているボローニャは、同選手の評価額を6000万ユーロ(約98億円)以上と見積っており、今夏に放出する場合には最大で8000万ユーロ(約130億円)程度の移籍金を要求する可能性があるようだ。また、T・モッタ監督が今夏にボローニャを離れて他クラブに就任することになった場合、ザークツィーの引き抜きを画策する可能性も否定できないと『トゥットスポルト』は指摘している。

国内外のメガクラブが挙って関心を寄せるザークツィー。果たして今夏にどのような決断を下すのだろうか。

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