トラウトが大谷翔平を祝福「結婚、契約など今冬に起こったことすべてにおめでとう」三振奪取のシルセスは「とても興奮した」

現地3月5日、ロサンゼルス・エンジェルスはオープン戦でロサンゼルス・ドジャースと対戦し、4ー0で勝利した。この一戦は2023年までの6シーズン、チームに所属した大谷翔平との対戦とあって大きな注目を集めた。

大谷とともに主軸を担っていた盟友マイク・トラウトは、試合前に大谷と抱擁。米メディアはかつてのチームメイトの再会を大々的に報じている。『MLB.com』のエンジェルス担当記者レット・ボリンジャー氏は、「キャメルバックランチでの試合前、二刀流のスーパースター、大谷翔平がトラウトやローガン・オホッピー、ブランドン・デュルーリー、ザック・ネトら、エンジェルスの選手たちと会話をしたり、冗談を言い合うのはよく見られた光景だった」と懐かしんだ。

トラウトは大谷と会えてうれしかったと語った。「ショウヘイは6年間、このチームにいて、われわれに多くのものをもたらした。(相手チームにいるのが)変な感じだったが、私はただ、この冬に彼に起こったすべてのこと、結婚、新しい契約などすべてについて彼に祝福の意を表した」と、大谷とのやり取りを明かしている。
大谷もまた、「多くの(エンジェルスの)選手が来ていたので、いろんな人と話をした。(ドジャースと)契約できて『おめでとう』という会話が多かった」と話し、エンジェルスとの対戦について聞かれると、「変な感じはなかった。エンジェルスのホームだったら違ったかもしれない」と語っている。

ドジャース戦に先発し、大谷から三振を奪ったチェイス・シルセスは元チームメイトの大谷との対戦に「少し奇妙だった」と認めながら、「とても興奮したし、楽しかった」と明かした。「カウントが不利(3ボール・1ストライク)になって、もうダメかと思った。彼は素晴らしい打者だからね。少し前の試合で内角の球を逆方向に打っているのを見たから、外角高めを攻めてバレル(長打が出やすいとされる打球の速度と角度を組み合わせた打球)を外そうと思った」と、大谷との勝負を振り返った。

構成●THE DIGEST編集部

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