沖永良部島和泊のデイサービス・訪問給食事業所で食中毒、業務停止1日 16人が下痢や嘔吐、一部の便からノロウイルス

 鹿児島県は6日、和泊町の「しらゆりの園通所介護・訪問給食事業所」が2月26日に調理した食事を取った65~92歳の16人が、下痢や嘔吐(おうと)などの食中毒症状を訴えたと発表した。うち10人と調理従事者1人の便からノロウイルスを検出した。県は同施設の食事が原因の食中毒と断定、3月7日の1日間の業務停止処分とした。

 県生活衛生課によると、施設はデイサービスや訪問給食で食事を提供する。2月26日の昼食として、利用者や職員計41人がカレイの照り焼き、マカロニサラダ、豚汁、ご飯を食べた。同日夕方から症状が現れ始め、9人が受診。うち3人が入院した。現在は16人全員が快方に向かっている。

 施設は29日から調理業務を自粛しており、購入した弁当などで対応しているという。

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