価格高騰支援 給付金7万円を8世帯に重複支給 垂水市 「振り込まれていない」支給対象者からの連絡で発覚

(資料写真)垂水市役所

 鹿児島県垂水市は6日、住民税非課税世帯に7万円を給付する国の価格高騰支援で、誤って8世帯に計56万円を重複支給したと明らかにした。5日時点で3世帯21万円が返還され、市は残り5世帯の返還手続きを進めている。

 市によると、金融機関に送った対象世帯のデータを基に、口座に振り込まれる仕組み。2月13日に支給した8世帯のデータを誤って同29日にも送ったため、重複支給となった。本来29日に支給すべき8世帯には振り込まれなかった。

 29日に支給予定だった対象者から市に「振り込まれていない」と連絡があり発覚した。市は3月1日、支給漏れの8世帯に事情を説明、口座に振り込まれた。

 会計課は「市民に多大な迷惑をおかけした。金融機関にデータを送る前に、十分に確認するなど再発防止を徹底したい」としている。

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