敬徳高と佐賀女子短大が連携協定 保育者養成で

連携協定を結んだ敬徳高と佐賀女子短大の関係者=伊万里市の敬徳高

 伊万里市の敬徳高は6日、佐賀女子短大(佐賀市)と保育者養成のための連携協定を結んだ。敬徳高が2023年度に設置した保育コースの授業や進学に関し、同短大の協力を得る仕組みをつくる。

 敬徳高は23年3月、保育コースの新設に際して九州龍谷短大(鳥栖市)と連携協定を結んだ。同短大保育学科からの教員の派遣や、生徒が同短大に進学した場合に優遇する仕組みをつくったが、同短大が25年度以降の学生募集を停止したため、佐賀女子短大が引き継ぐ形になるよう協議していく。

 敬徳高であった調印式で立石琢磨校長は「地域社会の人材育成に力を合わせて取り組みたい」とあいさつ。佐賀女子短大の今村正治学長は「地域の子が安心して学び、地元に貢献できる仕組みは必要」と述べた。(青木宏文)

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