審査員も舌を巻いた「見事な描きっぷり」 図画・ポスターコンで鹿児島の小1が日本一、母親も感激「名に込めた願い通り、周りを明るく輝かせてくれる」

文部科学大臣賞を受けた泊明輝君(右)と母の裕佳さん=指宿市役所

 歯・口の健康に関する図画・ポスターコンクールで、鹿児島県指宿市の柳田小学校1年泊明輝(あすか)君の作品が最高賞の文部科学大臣賞に選ばれた。大きく口を開けて歯磨きする様子を画面いっぱいに描き、「シュカシュカした泡立ちが音になって聞こえてきそう」と評価された。

 入学してから初めて絵の具を使って描いた絵。審査員から「勢いがあるけれども丁寧。大人になっていくほどできなくなる描きっぷり」などと評された。

 母の裕佳さん(39)によると、絵を描くのが好きで他のコンクールでも魚の絵で賞を受けた。しかし、「全国一の賞にはびっくり。名前に込めた願いの通り、周りを明るく輝かせてくれる」と家族で喜び、東京での表彰式にも出席した。

 明輝君は1日、指宿市役所で打越明司市長らに受賞を報告。「お母さんがお風呂に入ってる間に歯を磨いていたときの絵。来年も大臣賞を取りたい」と話した。

 各都道府県や政令市のコンクールから全国に進んだ6部門210点を審査し、各部門の最優秀賞のうち2点が文部科学大臣賞に選ばれた。県内ではほかに、姶良市の竜門小5年、千葉優衣花さんが優秀賞に選ばれた。

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