【猫の飼い主1247人に聞いた】 愛猫の去勢・避妊手術はいつ受けた? 適切な時期を獣医師に聞いた

「ねこのきもち」では、毎年「ニャ論調査」というアンケート調査を実施しています。今年は健康やお世話にスポットを当てた調査を実施し、1427名の飼い主さんに回答していただきました(※)。

今回はそのなかから、愛猫の去勢・避妊手術に関する調査結果をご紹介。獣医師の小林清佳先生にご意見を伺いました。

※「ねこのきもち作り隊」281人と「ねこのきもちアプリ」にて飼い主さん1146人からとったアンケート結果を集計。複数飼いの場合は1匹を選択して回答。
※回答した飼い主さんの愛猫の年齢:0~1才(24%)、2~7才(54%)、8~13才(14%)、14才以上(7%)、わからない(1%)

愛猫が去勢手術を受けたときの年齢

引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー

愛猫が去勢手術を受けた年齢については、以下のような結果になりました。

愛猫が去勢手術を受けたときの年齢は?

  • 7~9カ月齢:40%
  • 6カ月齢未満:33%
  • 10カ月齢~1才未満:10%
  • 1才以上:8%
  • 受けていない:8%
  • わからない:1%

愛猫が避妊手術を受けたときの年齢

引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー

愛猫が避妊手術を受けた年齢については、以下のような結果になりました。

愛猫が避妊手術を受けたときの年齢は?

  • 7~9カ月齢:40%
  • 6カ月齢未満:27%
  • 1才以上:12%
  • 10カ月齢~1才未満:11%
  • 受けていない:9%
  • わからない:1%

猫の去勢・避妊手術はリスクを考えて検討しよう

引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー

上記2つのアンケート結果について、獣医師の小林清佳先生にご意見を伺いました。

リスクを考えて検討して

オスメスともに、回答の9割が愛猫に去勢・避妊手術を受けているという結果になりました。

どちらの手術も、生殖器に関わる猫の病気の予防効果があると考えられています。オスはスプレー行動が始まる前に、メスは最初の発情が始まる前に、去勢・避妊手術をすませておくと安心でしょう。

考えはさまざまですが、リスクを考えてしっかりと検討しておきたいところです。

愛猫の病気予防の効果も高いとされる去勢・避妊手術は、多くの飼い主さんが早めのタイミングで愛猫に受けさせる選択をしていました。手術のメリット・デメリットをよく考え、愛猫と飼い主さんにとって何が一番いい選択なのか、きちんと考えておきたいですね。

お話を伺った先生/小林清佳先生(モノカ動物病院院長)
参考/「ねこのきもち」2024年1月号「今年は1247人の健康管理の実態が明らかに! ニャ論調査2024」
文/田山郁
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

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