犬の多頭飼いは犬たちに囲まれる魅力がありますが、2頭目以降をお迎えする前にしっかりと部屋作りについて考えておく必要があります。
「犬を多頭飼いするときの部屋作りのポイント」について、いぬのきもち獣医師相談室の白山さとこ先生に話を聞きました。
犬を多頭飼いする際の部屋作りは「スペース」を考えることが大切
引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー
――犬の多頭飼いを考えている場合、複数の犬と暮らすための部屋作りで大切なことはありますか?
白山先生:
「犬の多頭飼いをする場合、それぞれの犬が快適に過ごすための環境作りはとても大切になってきます。
- それぞれの犬がくつろぐことのできるパーソナルスペースを用意できるかどうか
- 食器やトイレなども頭数分置けるスペースはあるかどうか
これらのことは事前にしっかりと考えておくことが必要です」
新たな犬を迎える場合、寝床やトイレは分ける? 共有でもOK?
引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー
――犬の多頭飼いでは、犬の寝床となるケージやサークル、ベッドなどは共有してもよいのでしょうか? 個別に分けたほうがよいのでしょうか?
白山先生:
「犬の寝床については、先住犬とお迎えした犬の相性にもよるため、最初は個別にすることを想定しておくとよいでしょう」
――では、多頭飼いをする場合のトイレも個別にしたほうがよいですか?
白山先生:
「トイレについても犬同士の性格や相性などにもよるので、最初は個別に用意してあげるとよいでしょう」
多頭飼いをする際の部屋作りで知っておきたいこと
引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー
――これから多頭飼いを考えている飼い主さんへ、部屋作りについてアドバイスをお願いします。
白山先生:
「多頭飼育は犬同士の相性がとても重要になってきますが、犬が生活する空間の作り方によって犬たちの過ごしやすさやストレスの感じ方も変わってきます。
このため、人も犬も快適に過ごせるようなゆとりを持った空間が作れるかどうかについて、犬をお迎えする前によく考えておくとよいでしょう」
先住犬と新しくお迎えをした犬にとって心地よい部屋作りを心がけたいですね。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・白山さとこ先生)
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください