バレーボールVリーグ3部(V3)男子・フラーゴラッド鹿児島(F鹿児島)の島田桃大監督(36)が2月29日付で退任していたことが7日、南日本新聞の取材で分かった。チームの運営会社フィールドエックスは「監督と選手の間に考え方の違いがあった」としている。
島田監督は、米ハワイ生まれ。セッターとして、ブラジルやクロアチアのプロリーグで活動した。昨年7月にF鹿児島の監督に就任し、これまで14勝2敗でリーグ1位を維持している。2024年4月30日までの業務委託契約を結んでいた。
同社によると、先月27日に島田氏から「監督を続けられない。判断を任せたい」と相談があった。運営側は28日、監督と選手に聞き取りを実施。29日に対面で正式な退任の申し出があり受理した。
島田氏は「厳しい世界への挑戦に対して、(考え方など)選手との間に温度差があった」。加えて「運営スタッフが少なく、自分への負担も大き過ぎた」としている。
同社の小園康夫代表(56)が、今季のプレーオフ終了まで監督を務める。小園代表は「緊急事態だが、皆さんの力をお借りしながら最終戦まで全力を尽くしたい」としている。