【巨人】堀内恒夫氏、粘りの投球をみせた菅野智之に敢えて苦言「勝つためにはまだまだ…」「投げ方じゃなくてボールそのものが変わってこないと‼」

巨人は現地3月3日、台北ドームで台湾プロ野球の楽天モンキーズと親善試合を行ない、0―0で引き分けた。

この日、先発投手として登板した菅野は、3回4安打無失点4奪三振の粘りの投球をみせた。その菅野の結果について、巨人の元監督で野球評論家の堀内恒夫氏が自身のブログで苦言を呈している。

同氏は3月5日、自身のブログに「少し前の話になるけれど…」と綴った上で、「近年、横から投げたり、セットで投げたりと、ピッチングを工夫して投げている。それらは今までのようにボールがいかないことや相手が菅野を研究してくるからその上を行かないと、という気持ちの表れでもあるだろう」と分析した。

さらに、楽天モンキーズ戦の菅野の活躍について同氏は、「3回無失点に4三振と結果は良かった。菅野の名前で打てなかったのか、(相手が)スライダーに手こずっている感じがした。スピードがなくてもコントロールはいいからね」と評価した。
しかし、油断はできないと同氏は語る。「台湾で結果が良かったから、日本で同じようにいくかと問われれば、そう簡単にはいかないだろうと俺は答えるだろう」と綴り、続けて「投げ方じゃなくてボールそのものが変わってこないと」と期待を込めて、菅野に苦言を呈した。

最後に「菅野はエースとして18番を背負ってくれたからこそ特に彼には厳しいことを言っていると思うが、勝つためにはまだまだ」と話し、「最後の調整に期待していますよ」と締め括った。

構成●THE DIGEST編集部

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