にぎわう宮島で「包丁供養」 2月の来島者数は過去最多 桜は…春はすぐそこ 広島・大聖院

宮島の2月の来島者数が31万人を超え、過去最多となりました。春になるとさらに観光客が増えそうですが、8日は島内の寺で「包丁供養」が行われました。

宮島・弥山のふもとにある大聖院では、観光客らが見守る中、長年使った包丁に感謝の気持ちを捧げる「包丁供養」が行われました。
「包丁士」が、手を触れず包丁と箸を使う伝統儀式で鯉をさばき、包丁塚に奉納しました。

中国調理師会 栗山武市 会長
「これは伝統儀式で長くやっているんで、感謝という気持ちでやってます」

「包丁供養」は、1983年から毎年この時期に行われています。

宮島は8日も外国人などの観光客でにぎわっていました。2月の来島者数は、31万5713人で、2月としては過去最多を記録したということです。

この時期、島内では旧宮島町の花「アセビ」が咲いていて、遊歩道や大聖院の境内などで楽しむことができます。
気になる桜はまだつぼみですが、3月下旬ごろには開花し、本格的な春を迎えます。

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