リバプールの遠藤航はアレクシス・マカリステルの故障をきっかけに昨年12月から出場機会を一気に増やし、ボール奪取や的確な繋ぎなど持ち味を存分に発揮。いまやアンカーのポジションを不動のものとした。
遠藤がアジアカップから帰還した後は、マカリステルが本職のインサイドハーフに回り、一列上がったことで攻撃性能も疲労。チームに好循環が生まれている。
『EUROSPORT』によれば、元スコットランド代表FWのアリー・マッコイスト氏は、そうした“遠藤効果”についてこう述べている。
「彼(マカリステル)がピッチ上でさらに成長しているのは明らかだ。ここ数週間、(アーセナルの)デクラン・ライスのように、エンドウが少し深くポジションを取るおかげでそれが可能になり、彼はもっと前に出てプレーし、その恩恵を受けている」
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これに元イングランド代表FWのピーター・クラウチ氏も同調。「(遠藤が)シーズン初めにアレクシスがプレーしていた4バックの前のポジションに入れたのは、彼にとってとても助けになったと思う。いま、我々は彼の最高の部分、なぜ彼(マカリステル)を獲得したのかを見ることができる」と見解を示している。
「彼は創造的で、ボックス内に侵入してゴールを決め、ゴールを生み出すスキルも持っている。エンドウは彼にとって大きな助けになったと思う」
リバプールの10番の“覚醒”には、遠藤のアシストがあった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部