氷見市中心部で国道陥没 沈下調査中、作業員けが

陥没した国道415号=氷見市本町

 氷見市本町の国道415号で道路が陥没し、富山県氷見土木事務所が周辺を片側交互通行にして復旧に向けた調査を進めている。陥没は縦横の幅2~3メートル、深さ最大2メートル。能登半島地震後、道路の沈下が収まらないことから地盤の状態を調査をするため、7日にアスファルトをはがしたところ、崩落した。崩落に巻き込まれた作業員1人が軽傷を負った。

 現場は中心商店街の一角で、近くには金融機関などがあり、昼間の車の通行量が多い。氷見土木事務所は陥没箇所周辺の土砂の状態を調査した上で、復旧対策の工事方法を検討する。復旧時期のめどは立っていない。

 氷見市内の道路では地震後、亀裂や陥没、段差があちこちで発生。氷見土木事務所や市は危険箇所の補修を続けているが、時間がたってから段差や亀裂がみつかる場所もある。

© 株式会社北國新聞社