中学生自殺調査で第三者委メンバー変更の要望に応じず 群馬・館林市教委

 群馬県館林市立中学校の生徒が2022年6月に自殺した問題で、市教育委員会が調査のため設置した第三者委員会を巡り、生徒の保護者が委員の変更などを求める要望書を提出したことに対し、市教委は8日までに「現在の委員で継続して調査する」と川島健治教育長名で回答したことが分かった。回答は4日付。

 要望書は第三者委の調査が実態把握に消極的で保護者が直接質問できない―などとして、委員の変更や調査の迅速化を求めていた。

 川島教育長は「調査は現在の委員で適切に行われている。ご理解いただきたい」とコメントした。保護者は「学校生活で何があったのか、引き続き市教委に調査を求めたい」としている。

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