サケが戻って来られるほどのきれいな川を子どもたちに守り伝えようとと9日、岩手県盛岡市の中心部を流れる中津川でサケの稚魚の放流会が開かれました。
サケの稚魚の放流会は、清流として知られる中津川の環境を守り続けようと、1993年から盛岡市の本町振興会が行っている恒例行事です。9日はは小雪がちらつく中、市の内外から多くの子どもたちが参加し、市内を流れる簗川流域のふ化場で育てられた約1万匹の稚魚を川へ放しました。参加した子どもの多くは放流したあともしばらく川をのぞき込み、体長7センチほどのサケの稚魚たちが元気よく泳ぎ出す姿を見守っていました。