ヴィッセル神戸、FC東京に逆転勝ち エース大迫が直接FKで勝ち越しゴール

FC東京-神戸 前半に攻め上がる今季初先発の神戸・武藤

 明治安田J1リーグ第3節第1日の9日、昨季覇者のヴィッセル神戸は味の素スタジアム(東京都調布市)で昨季11位のFC東京と対戦し、2-1で逆転勝ちした。神戸は2勝1敗で勝ち点6とした。

 神戸は前節までの2試合とは先発メンバー4人を入れ替え、MF武藤嘉紀らが初先発した。

 0-0の後半5分、FC東京のCKからのこぼれ球をMF小泉慶に押し込まれて先制を許した。しかし同12分、神戸はMF広瀬陸斗の左サイドからのクロスに、FW宮代大聖が頭で合わせて移籍後初ゴールを挙げ、同点に追い付いた。

 同25分には、FC東京のDFエンリケトレビザンが一発退場。ペナルティーエリア付近からのFKを奪うと、エース大迫勇也が右足で直接決め、今季初得点で勝ち越した。

 【ヴィッセル神戸】川崎製鉄水島サッカー部が母体。クラブ創設後の初練習を予定した1995年1月17日に阪神・淡路大震災が発生した。96年の日本フットボールリーグ(JFL)2位でJリーグ昇格が決定。成績不振に伴う経営難となった2004年、楽天を率いる三木谷浩史氏の個人資産管理会社が営業権を取得し、15年に楽天グループの傘下に移った。元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタら国内外のスターを擁した20年元日、クラブ初タイトルとなる天皇杯を獲得。発足29年目の昨季、J1リーグを初制覇した。

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