定額制で「アルパカ飼えます」 りんどう湖ファミリー牧場が新サービス

那須高原りんどう湖ファミリー牧場で飼育されているアルパカ=2023年3月20日、那須町

 那須興業が運営する那須高原りんどう湖ファミリー牧場(那須町高久丙)は9日までに、アルパカの飼育を体験できる定額制サービス「ぱかリース」を開始した。全国の保育施設や教育施設などで飼育することができ、同社の飼育サポートも受けられる。

 国内でも多い150頭以上のアルパカ飼育数を誇る同牧場が、アルパカの魅力を全国に広めようと2月からサービスを始めた。アルパカの飼育に興味がある人だけでなく、平均寿命が15〜20年とされるアルパカを数カ月や数年間だけ飼育したい人も利用できる。

 対象の施設は保育園などの保育施設、小学校などの教育施設のほか、老人ホームや商業施設なども含まれる。飼育設備の設営費用はサービス利用者が負担する。

 同社の飼育サポートでは最長3年間、アルパカの“プロフェッショナル”からサポートを受けられるという。サービス利用中にアルパカの赤ちゃんが誕生した場合、同牧場が引き取り育成する。

 県内では、観光農園運営のいちごの里ファーム(小山市大川島)が同サービスを利用しているという。

 那須高原りんどう湖ファミリー牧場は「つぶらな瞳と『ふわもふ』な体毛、穏やかな性格のアルパカたちの魅力を広めたい」としている。

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