県内、再び雪舞う寒気 上市、砺波など冬日

降りしきる雪の中を歩く人=9日午前9時20分、富山市総曲輪3丁目

 9日の富山県内は、上空の寒気や気圧の谷により大気の状態が非常に不安定になり、局地的に積乱雲が発達して、雷を伴って雪や雨が降った。富山市中心部では、強い風と雪の中、冬の装いで足早に歩く人の姿が見られた。最低気温は上市町氷点下2.4度、砺波市同0.4度など、全10観測地点のうち5カ所で0度未満の冬日だった。

 富山地方気象台によると9日は冬型の気圧配置となり、北陸の上空に強い寒気が流れ込んだ。10日の県内は冬型の気圧配置は次第に緩むが、引き続き寒気の影響を受け、曇り一時雪の見込み。

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