人気ゲームキャラのチュンリー像、橿原(奈良)に現る 竹中銅器(富山県高岡市)×カプコン第2弾

奈良県橿原市に設置された「チュンリー」の銅像

 富山県高岡市美幸町の竹中銅器が製作した、人気格闘ゲーム「ストリートファイター」のキャラクター「チュンリー」の銅像が奈良県橿原市に設置され、9日に除幕式が行われた。昨年の「リュウ」の銅像に続いて2体目の設置となる。

 ゲーム大手カプコン(大阪市)創業者の辻本憲三会長が橿原市出身で、市と同社はキャラクターを活用した観光振興などに関する包括連携協定を結んでいる。銅像設置の資金は、市がふるさと納税制度を活用した「ガバメントクラウドファンディング」で一般に募った。

 銅像はブロンズ製で高さは約90センチ、土台を含めると1.5メートルになる。胸の前で右手の拳と、開いた左手を合わせる「抱拳礼」のポーズをしている。竹中銅器が約4カ月かけて製作し、原型は黒部市の造形家、清河北斗さんが手がけた。

 橿原市役所分庁舎の前に設置され、関係者が除幕した。竹中銅器の竹中正真取締役部長は「高岡銅器のPRにもつながればいい」と話した。

© 株式会社北日本新聞社