被災者に勇気、元気を ミリスタ、尾山神社で必勝祈願

記念撮影をする選手とスタッフ=尾山神社

 5月5日に開幕するプロ野球独立リーグ・日本海リーグの石川ミリオンスターズは11日、金沢市の尾山神社で必勝祈願を行い、全34選手やスタッフがリーグ優勝、独立リーグ日本一へ気持ちを高めた。

 神職の祝詞奏上に続き、端保聡社長、岡﨑太一監督が玉串をささげた。恒例のおみくじでは端保社長が吉、岡﨑監督が小吉。岡﨑監督は「伸びしろですね」と笑いながら「僕らのプレーで被災された方に勇気、元気を与えていけたらいい」と能登半島地震の被災地へ思いを寄せた。

 輪島高OBの新人・山市暖乃心(はるのしん)投手は「野球ができることに感謝して一つでも多く勝ちたい」と誓った。この日は東日本大震災から13年。小学5年生で被災した山形県出身の阿部大樹外野手は「能登半島地震であの頃の大変さ、つらさを思い出した。NPB入りへ全力で臨みたい」と話した。

 日本海リーグはミリオンスターズと富山GRNサンダーバーズが所属し、ミリオンスターズは13日に金沢市民野球場でキャンプインを迎える。

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