「上手にあやせず立腹…」 実の子に暴行した隊員ら2人を懲戒免職 陸自川内駐屯地

 陸上自衛隊川内駐屯地(鹿児島県薩摩川内市)は11日、実子に暴行してけがを負わせたとして第8施設大隊の20代男性陸士長を、同僚のゲーム機などを盗んだとして同大隊男性陸士長(23)を、いずれも懲戒免職処分にしたと発表した。処分は同日付。

 同駐屯地によると、20代陸士長は2020年8月下旬から9月中旬までの間、自宅で実子に暴行し、全治2カ月のけがを負わせた。「上手にあやせないことに立腹した」と話しているという。

 23歳の陸士長は、23年10月9日、駐屯地内の同僚の部屋から、ゲーム機など(約2万千円相当)を盗み、転売した。「遊興費がほしかった」としている。

 同隊の山脇仁一大隊長は「このような事案を起こし、誠に申し訳ない。指導、教育を徹底し、再発防止に努める」とのコメントを出した。

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