“現金受け渡し時間帯にアリバイの新証拠”調査書改ざん贈収賄で元市長と元校長側が裁判所に提出=浜松市

静岡県の旧天竜林業高校で起きた生徒の調査書改ざんを巡る贈収賄事件で、有罪が確定した元校長と元市長の弁護士が2024年3月11日に会見し、贈収賄の事実を否定する新たな証拠を裁判所に提出したことを明らかにしました。

この事件は2006年、元天竜市長が旧天竜林業高校に通っていた孫の成績の改ざんを当時の校長に依頼。大学進学の便宜を図った見返りに元市長から元校長が賄賂を受け取ったとして両者とも有罪が確定していますが、いずれも冤罪を主張し、再審請求をしています。

11日、会見を開いた元校長と元市長の弁護士らは、静岡地方裁判所浜松支部と東京高等裁判所に、それぞれ再審申し立ての補充書を提出したと発表。

補充書の内容は、校内で現金の受け渡しがあったとされる時間帯に元市長が保険の事務手続きのため銀行にいた可能性を改めて証明するもので、元市長のアリバイを示した形です。

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