ナワリヌイ氏の陣営幹部を襲撃 リトアニア、殴打され負傷

レオニード・ボルコフ氏=2021年12月、フランス・ストラスブール(AP=共同)

 ロシア独立系メディア「メディアゾーナ」は12日、プーチン政権と対立して服役中の刑務所で2月に死亡した反政府活動家ナワリヌイ氏の陣営幹部レオニード・ボルコフ氏が、リトアニアの首都ビリニュスで何者かに襲われ、負傷したと伝えた。ナワリヌイ氏の広報担当者ヤルミシュ氏によると、複数の人物に襲われ、頭などをハンマーで殴られたという。

 ボルコフ氏は、自宅付近で乗っていた車の窓ガラスを割られ、催涙性のガスを吹きかけられて殴打された。警察が調べている。

 ロシア司法当局は2021年2月、ボルコフ氏を国際指名手配。ボルコフ氏はナワリヌイ氏の釈放を求める抗議デモを国外から呼びかけていた。(共同)

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