トルコ大統領、イスラエルへの圧力強化訴え ガザ支援拡大に向け

[アンカラ 12日 ロイター] - トルコのエルドアン大統領は12日、パレスチナ自治区ガザへの一段の人道支援強化が確実に実現するよう、イスラエルに対する国際圧力を強めるよう呼びかけた。イスラム教の断食月(ラマダン)期間中の支援を拡大するとも表明した。

トルコはイスラエルによるガザへの軍事攻撃を激しく非難し、繰り返し停戦を呼びかけている。これまでにエジプト経由で4万トン以上の支援物資を提供してきた。

エルドアン氏は、アンカラで行った外国大使らとの夕食会で、西側諸国は「優柔不断な態度」によりイスラエルのネタニヤフ首相にガザへの「残虐な攻撃」を行う機会を与えていると批判。

「イスラエル指導部が何をしようと、その行為は殺りく、残虐行為、犯罪、偽証で、イスラエルがファシスト政府である現実を隠すことはできない」と主張した。

さらに、イスラエルを支持し続けながら沈静を呼びかけるのは無意味と指摘した。

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