ドジャース、韓国遠征を前に“体調不良者”が続出「病気の詳細は何も報告されていない」「この話題を報じるタイミングではない」と地元メディア懸念

3月20、21日に韓国・ソウルでMLB開幕シリーズを戦うロサンゼルス・ドジャースに非常事態が発生したかもしれない。地元紙『Los Angeles Times』のジャック・ハリス記者は3月12日、「ギャビン・ラックス、マックス・マンシー、アシスタント投手コーチのコナー・マクギネスが体調不良を訴えた。彼らはキャンプ地から宿舎に戻るよう命じられた」と報じた。

さらに、「ドジャース側は14日の韓国行きのフライトを前に、クラブハウス内で何かが広がることを懸念している。ラックスとマンシーが明日(現地13日)の試合でプレーするかは不明だ」とも伝えている。

これを受けて、ドジャース専門メディア『Inside the Dodgers』は、「ドジャースが韓国遠征出発の2日前に病気への対応を強いられた。いまは、この話題を報じる適切なタイミングではない」と懸念した。
同メディアは、「現時点で病気の詳細については何も報告されていない。ラックスやマンシーらを宿舎に戻したのは、おそらく予防的な処置だろう。14日に韓国までの約13時間のフライトに出るため、チームはこれ以上の病人を増やしたくないのだ」と記している。

また、「とくにラックスとマンシーが体調不良になったのは残念だ。ドジャースは現在、内野の守備にスポットが当たっている」とも報じた。これは故障で1年以上も長期離脱していた遊撃手ラックスが実戦でミスを連発したため、二塁手ベッツとポジションを入れ替える方針を下した点を指している。

開幕直前の段階で、ドジャースはグラウンドの内外で問題を抱えている。

構成●THE DIGEST編集部

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