行方不明の高齢女性を発見保護 諫早署が中学生に感謝状 長崎

感謝状を受け取った竹村さん(中央)=諫早市立明峰中

 諫早署は11日、市内で行方不明になっていた80代の女性の発見、保護に貢献したとして、同市立明峰中3年の竹村築さん(15)に感謝状を贈った。
 同署によると、竹村さんは2月24日午後8時半ごろ、長崎県諫早市西栄田町の路上で転倒し、けがをした女性を散歩中に見つけた。声をかけると、女性は自宅の場所をあまり覚えていないことが分かったため、介抱しながら母親を通じ同署に通報した。女性の家族もほぼ同時刻、同署に行方不明届を出していた。
 同市栄田町の同校で竹村さんに感謝状を手渡した松本武敏署長は「今後とも命の大切さという高い意識を持ち続けてほしい」とあいさつ。竹村さんは「自分の力で1人の高齢者が助かりうれしい」と話した。

© 株式会社長崎新聞社