鹿児島県西之表市馬毛島だけで12月末から人口480人増 自衛隊基地工事関係者は3280人へ それでも人手不足の現実

自衛隊基地建設が始まった馬毛島。画面奥は種子島本島=西之表市の馬毛島(本社チャーター機から撮影)

 防衛省は13日、西之表市馬毛島の自衛隊基地整備に従事する工事関係者が2月末時点で3280人になったと発表した。前回公表の昨年12月末から480人増。馬毛島だけで増えた。

 内訳は馬毛島の仮設宿舎が1480人。4月ごろまでに160室増やし、最終的には3000室の整備を目指す。

 種子島は1800人で横ばい。賃貸が520人で同70人増え、仮設宿舎1050人(同30人減)、宿泊施設140人(同20人減)、自宅など90人(同20人減)は減った。

 同省は当初、2月にも関係者のピーク(馬毛島約4000人、種子島2000人)を迎えるとしていたが、「人手不足や離島の特殊性により、今後の見通しを答えることは困難」としている。

〈馬毛島の変化を写真で比べる〉北側上空から見た馬毛島。左は2023年1月12日撮影、右は24年1月8日撮影=いずれも本社チャーター機から

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