「青森照らす存在に」新生りんご娘が初アルバム 24日、弘前市でライブ

ライブの衣装を身に着け、お決まりのりんごポーズをとる新生「りんご娘」のメンバー
「Diamond」のジャケット写真(リンゴミュージック提供)

 青森県弘前市を拠点に活動するアイドルグループ「りんご娘」は27日、グループとして通算5枚目となるアルバム「Diamond(ダイヤモンド)」をリリースする。2022年4月に始動した現メンバー初のアルバム。24日には弘前市の弘前市民会館大ホールでワンマンライブを行う。

 現在のメンバーで初めて出したシングル曲「りんごに恋したマメコバチ」をはじめ、23年春に発表しインターネットの動画投稿サイト「ユーチューブ」で30万回以上再生される「桜ダイヤモンド」など全11曲を収録した。

 金星は07年リリースの「ドスコイ金星」の再構築版を推す。県内の食や文化をコミカルな曲調で歌った原曲を「おしゃれにたくましく」(金星)表現し直した。

 4人は元々、りんご娘の姉妹グループ「アルプスおとめ」のメンバー。タレントの王林ら個性豊かで人気者だった旧メンバー4人の卒業で急きょ後を継いだ。リーダーのピンクレディは「『りんご娘』と名乗るのをちゅうちょした」とプレッシャーを感じる時期もあった。

 それでも昨年はアイドルの日本一を競う「東京アイドルフェスティバル全国選抜ライブ」で優勝、着実に力を付けてきた。スターキングデリシャスは「これまでのりんご娘以上にアイドルらしさは強い」と自負する。アルバム名で「青森を照らすキラキラした存在になる」という固い意思を示した。

 ライブは観客千人規模で現体制になってから最大。衣装に津軽塗模様を盛り込み、観客に楽しんでもらう仕掛けを用意した。はつ恋ぐりんは「地元のファンに喜んでもらえる機会。一人一人の名前を知ってもらえるよう頑張る」と意気込みを語った。

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