5月にキャンプ場OPEN 日光の新高徳駅近くの公園に 「手ぶらプラン」も “電車で行くキャンプ”需要狙う 東武鉄道

東武鉄道などが5月1日にオープンするキャンプ場「日光たかとくキャンプステーション」のイメージ(東武鉄道提供)

 【日光】東武鉄道は5月1日、鬼怒川線新高徳駅近くの「市高徳中岩河川公園」にキャンプ場をオープンする。利用予約を今月14日から受け付けている。駅から徒歩圏の利便性に加え、走行中の「SL大樹(たいじゅ)」や「スペーシアX(エックス)」を眺められる立地も生かし、同社はキャンプ初心者などを対象に「電車で行く新たなキャンプスタイルを提案したい」としている。

 キャンプ場の名称は「日光たかとくキャンプステーション」。スポーツやアウトドア施設運営の豊富なノウハウを持つクロスプロジェクトグループ(長野県白馬村)と東武鉄道が共同事業体を組成。事業体として市から同公園の指定管理業務を受託し、公園の一部をキャンプ場として整備・運営する。

 キャンプ場は公園全体面積3.5ヘクタールのうち、芝生エリア約1.3ヘクタールを利用する。キャンプサイト数は約70区画を用意し、管理事務所、トイレ・シャワー室、炊事場なども整備する。キャンプ用のレンタル備品を充実させることで、初心者やライトユーザーを中心とするファミリー層などの誘客を図る方針だ。

 1泊の利用料金は、最も小さい1人向け区画(約60平方メートル)が500〜2千円、2人向け区画(約80平方メートル)で千〜3千円、最も大きい6人向け区画(約100平方メートル)は3千〜4500円を予定。グループ向けにテントなど用具一式をレンタルする「手ぶらプラン」は1万〜1万2千円に設定する見込み。

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