栃木県小山市、栃木市、野木町など4県4市2町にまたがる渡良瀬遊水地で菜の花が見頃を迎え、土手一面を黄色に染めている。
小山市下生井の渡良瀬遊水地コウノトリ交流館によると、暖冬の影響で例年より1カ月ほど早い1月ごろに咲き始めた。今月下旬には土手沿いに咲く桜との共演もみられる。見頃は4月上旬まで。
心地よい春風が吹いた14日、生井桜づつみ公園では菜の花の近くを、営巣中のコウノトリが舞ったりミツバチが飛んだりしていた。訪れた人は咲き誇る花の写真を撮って楽しんでいた。
カメラを手にしていた茨城県古河市上辺見、茂田正寛(しげたまさひろ)さん(81)は「菜の花を見ていたら近くに大きなコウノトリが飛んできた」と笑顔で話した。