1月第3次産業活動指数は100.9、前月比0.3%上昇=経産省

Fumika Inoue

[東京 15日 ロイター] - 経済産業省が15日に発表した1月の第3次産業活動指数(季節調整済み、総合)は100.9(2015年平均=100.0)で、前月比0.3%の上昇となった。経産省は基調判断を「足踏みがみられる」に据え置いた。

11業種中、上昇方向に影響したのは5業種。「生活娯楽関連サービス」は、飲食店、飲食サービス業や美容業などが堅調で、9.6%の上昇となった。「小売業」は例年に比べ暖かかったこともあり、春物商品の販売が好調で1.8%の上昇。その他、「医療、福祉」は1.1%、「運輸業、郵便業」は1.5%、「情報通信業」は0.3%、それぞれ上昇した。

低下方向に影響したのは6業種。「卸売業」は機械器具卸売業が低調で4.1%の低下となった。「事業者向け関連サービス」は廃棄物処理業や技術サービス業が不調で3.6%の低下。「金融業、保険業」は1.7%、「不動産業」は1.1%、「電気・ガス・熱供給・水道業」は1.6%、「物品賃貸業(自動車賃貸業を含む)」は0.3%、それぞれ低下した。

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